太古の時代から、人間は機能だけでなく装飾としての美を装ってきました。
身の廻りだけに限らず、あらゆる分野にあらゆる技法を用いて貪欲にそして執拗に目を向けてきました。
日本で例えれば、空白の青銅器時代の義令呪的な文様を初めとし、正倉院に眠る奈良文化の華やかさを示す高度な技術と意匠に裏付けされた宝物の数々、また町人の美意識から顕著に台頭した元禄文化の中で婆娑羅の趣味や江戸絵画史の重要な流を京成した絢爛たる装飾意匠の琳派など、そして建築の分野においては、近代城郭建築に代表される構造美・機能美・意匠美など個々特有の装いを施してきました。
未来へ出発する都市も機能だけにとどまらず、現代建築はあらゆる素材をシンプルにまたはコンプレックスに身を装い、技術と感性の融合で次代を志向しています。
ミズノワークスは、国際港都市を拠点にマクロに変貌する複合都市をミクロ的視野をも包含しつつ、心豊かな都市空間の構築のため、自然資源の素材であるタイルの設計・施工を通して都市景観を大切にする企業です。